城南宮よりも近鉄竹田駅に近いところに安楽寿院がある。ここは鳥羽上皇が造営した仏堂を起源とする天皇家ゆかりの寺院である。昔は鳥羽離宮と言って、院政の舞台だったわけ。昔の想像図があった。
ちなみに鳥羽天皇安楽寿院陵がすぐとなりにあり、見かけはお寺の中にあるような感じがするが、宮内庁管理となっている。下の写真右側の印象的な多宝塔は、鳥羽天皇の陵墓の敷地内にある。天皇の陵墓にこのような多宝塔があるのは、極めて珍しい。
平安神宮へ行ってみた。ここは京の地を都と定めた天皇と、京都に居住した最後の天皇を合祀している。最後の天皇とは、言うまでもなく孝明天皇だ。ここに「京都守護職屋敷門」があるということで探した結果!なんと「観光バスの駐車場」のところにありました!説明書きも何もなし、見学する人なんかいる訳なし、完全に無視されてます。
屋根瓦に菊の御紋が刻まれ、孝明天皇の松平容保に対する信任の厚さを垣間見ることができる。最後は帝の懐に置かせていただいたとは、何とも粋なものである。