江ノ電レイアウトをつくる!

まずは材料あつめから

 江ノ電のレイアウトを作製する・・・まずは何を表現したいかを考えた。江ノ電=狭い、というイメージがあるので、超ミニサイズのレイアウトボードを利用しようと思う。その中に、江ノ電の定番ともいえる「腰越」「七里ヶ浜」「極楽寺のトンネル」を無理やり詰め込む、という計画だ。 

 ↑まずはレイアウトボードを購入。コスミック社のパワーパック内蔵レイアウトボード。大きさB4サイズという、驚異的な小ささである。これに鎌倉の有名な風景を詰め込むというのだから、かなり無謀である。ボードは既にレールが敷設してあって、砂利が敷かれている。バラスト撒きの作業が節約できるので、わたしのような入門者向きの製品である。さっそく「腰越」の基礎となる道路を貼り付けてみた。線路の形に添うように画用紙を切り抜くのは至難。切り抜いたら塗装をして乾かして、ムラを塗り直してボンドで貼り付けた。はがれないように貼るのも難しかった。 

 ↑「腰越」の部分。なにせ、線路と線路の間の部分を埋めるのが難しい!急カーブする部分は意外にうまくいったものの、直線部分は油断して70点というところ。実際、江ノ電が通過することを考えて、適度に余裕をもたせて貼らないといけないので難しい!

車両を調達〜高徳院のお土産屋さんでも売ってるとは驚き

 ↑B4サイズのレイアウトでは、普通の鉄道模型ではカーブを曲がれない。そこで、バンダイ製「Bトレインショーティー」を使う。これは「ショーティー」の名のとおり、実際よりも車体を短くしたもので、現物を忠実に再現しているものではない。漫画チックになっちゃう訳だが、江ノ電=小さいというイメージがあるので、違和感は少ないと思う。ところで〜箱が「お菓子の箱」のように思えてならない(笑)。ちなみにこの江ノ電のモデルは、大仏様で有名な高徳院のお土産屋さんで、大仏の置物と一緒に売られていた。鉄道模型というよりキャラクターグッズの扱いである。

 ↑Bトレインショーティーの製品だけではレールを電力で走れない。こうしてちゃんと自力走行できる部品も売っているのだ。台車を履き替えるのも簡単にできるようになっている。この台車は、B4サイズの急カーブも曲がれる。これで超ミニレイアウトの作製が可能になった訳だ。

Bトレインショーティーの組み立て〜部品を外す時に要注意

 江ノ電のBトレインショーティーを組み立てた。袋から取り出して・・・やっぱり「ショーティー」だよなと思う。接着剤もいらない、子供向けの商品だからとバカにしてたが、意外と組み立ては慎重を要する。カッターで部品を外す時は、注意しないとヒビが入る。かなり精巧に出来ているので、これは手先の器用さに自信がある大人向けではないのかな? 

 ↑箱から出したところ。いくら小さい江ノ電でも、実際はここまで短くはない。

 ↑考えられる部品を買っておく。そもそも、日本の風景ってどういう仕組みになっているのだろう。改めて自分の観察力を見つめ直すいいきっかけになった。日本はやたらと柵が多い、ということは分かっていた。踏切については、残念ながら使うことが出来なかった。とにかく狭すぎたのである。


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