江ノ電レイアウト〜極楽寺のトンネル

まずは極楽寺のトンネルからつくる・・・セメントで固める作業は緊張の連続・・・

 ↑まず最初に極楽寺のトンネルをつくる。写真のとおり超短いトンネルである。発砲スチロールで骨組みをつくり、トンネル出口の部品を装着、トンネル内部は画用紙をグレーに塗って丸めて格好をつけた。ボンドでレイアウトボードに装着、その上にシーナリー専用のセメントで固める。これは、土地の起伏をつくる製品で、粉を水に溶かして使用する。狭いので山の傾斜は場所によっては90度を超えた(笑)。セメントで固めるのは大変だったのである。1週間乾かして再度セメントを流す。それでやっと山らしくなってきた。

 ↑山が固まったら、ボンドを水で薄めてハケで塗って、上から「土」を表現するシーナリーパウダーをまぶす。その上から「草」を表現するパウダーをまぶし、その上から「低木」を表現するクラスターをボンドで接着する。駅舎の土台とわらぶき農家を置いてみた。もうこの時点で、かなり手狭になってきた。

江ノ電沿線をぐるっと一周してみる

 とりあえず、基本となる「土地」はできてきたような感じである。沿線を一周して、何が表現できるのか考えてみた。 

 ↑変電所のような、中途半端な工場とわらぶき農家の間をレールが通る。江ノ電の沿線に、もはやわらぶき農家なんて残っていない。沿線に高層マンションが林立する都会の電車なのだが、あくまで雰囲気重視で。

 ↑極楽寺のトンネル付近。実際はカーブしてないのだが、これも雰囲気で。もちろんホームとの長さもこんなに近くないよな。山のリアルさが出て我ながら満足かな。崖の部分は、単にパウダーがうまく乗らなかっただけだが、それが案外山肌のリアルさを出している。何せこの部分は90度を越える崖なんで(笑)。そうしないと駅舎が入らない訳。低木を表現するクラスターが最も役に立った。これはスポンジ状のものを、いい感じにちぎって貼っていく。それだけで雰囲気が出る。

超ミニ七里ヶ浜に、トンネルの上は高徳院・・・んなアホな・・・

 ↑稲村ケ崎〜七里ヶ浜〜鎌倉高校前は、相模湾が目の前に広がる「江ノ電の名場面」〜意地でもレイアウトに組み込むぞ!と砂浜を演出(したつもり)。これじゃ何が何だか分からないから、ほんのちょっとだけでも相模湾の海面を塗ろうか。「海辺で遊ぶ若者達」という人形セットも売ってるというから、それも買うことにしよう。

 ↑山の頂上が空いててもったいない。何をつくろうか悩んだが、「鎌倉といえば大仏!ここはもうご本尊にご来臨いただくほかはない!」と考えた。大仏様の近所のお土産屋さんに「大仏の置物」が売ってるはずだから、それをここに座らせて「ミニ高徳院」を再現しようという訳。下は江ノ電がひっきりなしに通過しているという「有り得ない」設定だが・・・。


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