中尊寺といえば金色堂〜全てが金キラ金の究極のお仏堂だ。大事なお宝だから、今や鉄筋コンクリートの覆堂(さやどう)に安置されている。ガラス張りの展示室で見る金色堂は、ひたすら金・金・金。もちろんこの場所は撮影ご法度なので、JR平泉駅に展示されてた「想像図」を参考までに。記念撮影したかったら、複製を作っている「えさし藤原の郷」がおすすめだ。
全てが金キラ金の金色堂〜奥州藤原氏のすごさを改めて感じる。装飾に用いられている材料の中にはアフリカ象の象牙まで。海外との交易で世界中の品物が手に入った訳だ。ついでに金色堂旧覆堂も見学。約五百年間、金色堂を風雨から守っていたとされる。長い間ご苦労様。
平泉界隈は岩手県だけど、文化は「仙台藩=伊達藩」の世界。この白山神社能舞台も伊達藩が再建したものだ。日本芸能史でも貴重な存在とされている。中尊寺は代々の権力者の理解と保護によって守られてきた訳ですな。それでも多くの建物が火事で焼失したというから残念。唯一当時のまま残っているのが金色堂と伝えられるが、あんな金キラ金のお宝が盗まれずに残ったのが不思議でならない。