八幡神社そして名手橋〜津久井町又野

誰もいない山の中に小奇麗なお寺と神社が

 三ケ木神社からさらに歩いていくと、どんどん家が少なくなっていってひたすら山の中へ。突如、小奇麗なお寺と神社の鳥居が現れた。お寺と神社が同居している「あるようで無いような」光景が。いや、明治政府めによる廃仏毀釈が無ければ、別に不思議な光景でも無いのだが。

 實相院という寺院がある。津久井界隈は「津久井観音霊場」が点在しており、数十カ所の霊場巡りが出来る。その数は四十三箇所を数える訳で、四国には及ばないが、何とも霊気に満ちた土地なのである。



 一方、隣になるのは八幡神社〜小さいながらも「天皇陛下御在位二十年」が掲げられており、地元の皆さんによる手入れが行き届いている。

お正月の八幡神社〜地元の皆さんに甘酒をふるまわれて

 お正月、再び八幡神社を訪れてみた。神社の参道を上がっていくと、地元のみなさんが集まっている!「津久井町外の人間です」と言うと、外部から旅人が来たこと自体、ものすごい珍しい出来事のようであった(笑)。甘酒をふるまわれて、津久井はよいとこですぅーと津久井談義に花が咲く。相模原市みちの協会のパンフに従って歩いていたのだが、地元の皆さんは「ここが載っている」とまで思っていなかったらしく、私のパンフを熱心にご覧になっていた。津久井町と相模原市が合併したことで情報が共有され、交流が活発になることを願いたい。

湖畔にかかる橋を眺めて

 この界隈は、津久井湖でも上流にあたる。湖の幅は、橋を架けられるぐらい狭くなっているのだ。名手橋は、神奈川県の橋100選に選ばれている。県の説明によると橋長178mというのは、この規模の吊橋としては県下で一番長い、とのこと。ぴーっぴぴぴ・・とトビの鳴き声がよく響いていた。



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北条四郎のホームページ〜ここは都会なのか秘境なのか・・・津久井&相模湖紀行のコーナー


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